======================================================================             まほろば工房ニュース 24号                2011年6月13日             http://www.ate-mahoroba.jp/ ====================================================================== ----------------------------------------------------------------------  3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震」にて被災されました皆様に、 心よりお見舞い申し上げます。  また、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深く哀悼の意を表します。 まほろば工房は、一刻も早い社会の復興に向けて、全力を挙げて取り組んでま いります。 ----------------------------------------------------------------------  今年も梅雨の時期になりました。しかし、沖縄では、観測史上一番早い梅雨 明けとなったらしく、今年はとても暑い夏になりそうです。  こんな中、6月8日〜10日にかけて千葉県幕張メッセにて、ネットワーク関連 の日本最大の展示会であるInterop Tokyo 2011が開催されました。今回は、こ の展示会のご報告と最近注目を集めているソフトウエアルータVyattaについて ご紹介させていただこうと思います。 ■目 次  1) Interop Tokyo 2011 Best of Show Award 特別賞 受賞 - MAHO-PBX 2) ソフトウエアルータ Vyatta 解説書 販売開始 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ MAHO-PBX Personal 無償配布開始  MAHO-PBXはAsteriskベースの当社オリジナルIP-PBX装置です。通常のアプラ  イアンスタイプに加え仮想アプライアンスタイプもあり、より自由な配置が  可能になりました。ひかり電話には、ボタン一発で繋がるなど便利機能も充  実です。  MAHO-PBX Personalは、あなたのデスクトップ環境に展開できる小規模向けPBX  仮想アプライアンスです。  ホームページから無償ダウンロードできます! 是非一度お試しください。  http://www.ate-mahoroba.jp/maho_pbx/ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ■ Interop Tokyo 2011 Best of Show Award 特別賞 受賞 - MAHO-PBX ○ Interop Tokyo 2011  6月8日〜10日に千葉県幕張メッセにて、ネットワーク関連の日本最大の展示 会であるInterop Tokyo 2011が開催されました。  この会では、ネットワークに関連するサービスやプロダクツが一堂に会して 展示を行うほか、セミナーや各種イベントも併催されます。また、展示会に提 供されるネットワークは「Shownet」と呼ばれ、このネットワークを通じて、 その年注目を集めている機材やサービスが相互接続実験を行っています。実は、 この相互接続実験の英語である「Inter Operability Test」から取って、この 展示会は「Interop」と言われているのです。  実は、当社も創立間もないころ、このShownetにネットワーク管理・運用プ ラットフォームの「IQ3000」(http://www.ate-mahoroba.jp/iq3000/)を出展し たことがあります。奇抜なアイデアのため一部メディアでも取り上げられまし た。(http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070613/274667/) ○ 出展、そして Best of Show Award への応募  また、この展示会では、「出展企業各社が2011年に発表・発売予定の製品を エントリーし、カテゴリごとにその優秀性を競い合う『Best of Show Award』 が、今年も開催」(*1)されました。このコンペティションは、「ICT業界を代 表する有力メディア各社からも編集長クラスのキーマンが審査員として名を連 ね、学術、そしてビジネス界の識者とともに激しい議論を繰り広げ、「今年の 一品」を決定します。」(*1)  まほろば工房では、2007年、2008年と出展しその時々の商品でこのBest of Show Awardへの応募を行ってきましたが、なかなか受賞できずにいました。 そして、2年の間を開け、今年、全社を挙げて作り込んだ MAHO-PBX をもって Interopへの出展、そして Best of Show Award への応募へと臨みました。 ○ Best of Show Award 特別賞 受賞  Best of Show Awardの受賞に向けた一歩は「ノミネート」から始まります。 展示会直前までに審査会より、応募した「プロダクトアワード部門-ユニファ イドコミュニケーションの部」で、MAHO-PBXがノミネートされたとの連絡を 頂きました。まずは、第一段階クリアです。  最終の審査は、展示会初日の8日に審査員の方々が各展示ブースを回り、実 際に商品を見て、説明を聞くなどして審査されます。審査は8日の夜まで行わ れ、結果が伝えられるのは翌日の展示会開始時間直前迄にブース担当者に連絡 されます。  一方、私どもは少ない人数でSPEED CallとMAHO-PBXを展示、ご訪問頂いたお 客様にご説明させていただきましたので、当日は朝からバタバタでした。折角 お越しいただいたお客様にも十分なご説明ができないことも多く、大変ご迷惑 をおかけしました。このような状況ですので、すっかりノミネートのことなど 忘れてしまっていました。  そんななか、9日の朝、ブースの準備をしているところにBest of Show Award のご担当の方がお越しになり、「特別賞」の受賞をお知らせいただきました。 ○ 受賞式  その後、審査員の方々が当社ブースにいらして、授賞式となりました。   「プロダクトアワード部門-ユニファイドコミュニケーションの部」               特 別 賞               ~~~~~~~~~~  惜しくもグランプリは受賞できませんでした。しかし、審査員の方からは、 「IP-PBXはすでにある技術であって、その点については評価はないが、中小規 模の会社で使用できるような便利な機能を実装し、細かい点まで丁寧に作り込 んでいる点を評価する。」というお言葉を頂き受賞となりました。  これは、当社がエンドユーザー視点で、分かりやすいGUIを目指したこと、 そして、必要だと思った機能を迷うことなく丁寧に作り込んでいったことが 評価されたのだと思っています。  展示会では、本当に多くの方々にお越しいただきました。お越しいただいた 皆さまからは、一様に、審査員の方々が評価していただいた使いやすさや細か い機能実装、そして、価格面での優位性についてもご評価いただきました。  社員一同、これからも利用者の立場にたった商品作りを心掛けていきたいと 思います。  - Interop Tokyo 2011 Best of Show Award   http://www.interop.jp/2011/exhibition/index.html  - RBB Today MAHO-PBX : 動画ニュース   http://www.rbbtoday.com/article/2011/06/11/77824.html  - MAHO-PBX Web   http://www.ate-mahoroba.jp/maho_pbx/ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 適切な緊急通報を安くご提供 - SPEED Call -  SPEED Callは、まほろば工房のSPEED Solutionを活用した、監視・通報ASP  サービスです。  ネットワーク監視だけでなく、メール連携機能を使えばどんな通報も全て  SPEED Callにお任せです。  特に、シフト機能やグループ監視機能など、通報に必要な機能をオペレータ  を介さず、Webや携帯からサクサク操作できます。  24H365Dのオペレーターの契約は高いが、何とか確実な監視をしたいと思っ  たら是非、導入をご検討ください。  http://www.speedcall.jp/  ※販売取次店募集中!    詳しくは、お問い合わせください    http://www.ate-mahoroba.jp/contactus.html □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ■ ソフトウエアルータ Vyatta 解説書 販売開始 ○ソフトウエアルータ Vyatta って知ってますか?  みなさんは、「Vyatta」をご存知ですか? 実は、ソフトウエアルータとし て大注目されているものなんです。  Vyattaは、米国のVyatta社が開発・販売しているソフトウエアルータですが、 最大の特徴は、「Vyatta Core」というバージョンがオープンソースで配布さ れているという点です。  そもそも、Vyattaは、その構成機能のほとんどをオープンソースを使って構 成しています。たとえば、ルーティング機能であれば「Quagga」、ファイアウォ ール機能であれば「iptables」、VPN機能であれば「OpenVPN」のようにみなさ んご存じのオープンソースです。Vyattaは、これらのオープンソースを統合し 1つのコマンドラインインタフェースやAPIで見せているのです。  これにより、従来、サーバを設定し、各種ソフトウエアをインストールし、 設定し、相性の問題を解決し・・・という手間を一気に解決してくれるのです。 ○パフォーマンスは大丈夫なのか?  ソフトウエアルータと言えば、フリーで配布されているので、その安定性と パフォーマンスの問題が多く取りざたされます。  しかし、これらの問題の多くはすでにほとんど取り除かれていると言ってよ いでしょう。  たとえば、安定性の問題は、既に何年も使われてきている実績のあるオープ ンソースを機能の中核として採用して利用することで、相互接続性の問題も一 緒に解決しています。  パフォーマンスの問題は、ここ数年のハードウエア性能の劇的な向上、そし てインタフェースモジュールの性能・機能の向上で劇的に飛躍しています。例 えば、十数万円のCPUが2GHz程度のPCでもインタフェースの環境さえ整えれば、 1Gbpsくらいのスループットは余裕で取り扱えるだけでなく、ある程度の環境さ え整えられれば10Gbpsのスループットも問題ありません。これらは、Vyatta社 のラボ環境で検証されているだけでなく、日本のVyattaユーザーの集まりであ るVyattaユーザー会でも検証し、データをもっています。  言ってしまえば、1〜2Gbps程度を取り扱うISPやネットワークサービスであ れば、これまで数百万円かけて購入していたルータの代わりにVyattaが使える ということになります。これは驚くべきコストダウンを実現できます。 ○なぜ今まで注目されなかったのか?  このようなVyattaですが、なぜ今まで注目されなかったのでしょうか?  実は、日本のVyattaユーザー会が発足したのがちょうど1年前の6月です。 これまで、日本でVyattaを知っている人はほとんどいませんでした。ユーザー 会発足後、メンバーは各種雑誌にVyattaの紹介を寄稿するなどして、その普及 と啓蒙に勤しんできました。おそらく、このころからみなさんの耳にもVyatta の名前が聞こえてきたころだと思います。  一方で、Vyattaに関する十分な情報を与える本が発売されていませんでした。 実際、Vyatta社のプリンシパルエンジニアのステファン氏と話をした際も、彼 が日本での意見を聞くと口をついて出る言葉が「日本語の情報がない」という ことでした。  そこで、日本初のVyattaの解説本を出そうという流れになったわけです。 ○Vyatta解説本発売  「Vyatta入門」  販売開始は6月16日だそうですが、一部ではすでに販売されているという情 報もブログにあるようです。  執筆は、Vyattaユーザー会が中心となり、当社の近藤、さくらインターネッ トの松本さん、大久保さん、そして新潟で古くからVyattaを使っている銀座堂 の浅間さんの4名で行われました。  入門書という側面もあるため、インストールの手順、コマンドラインの使い 方など初心者の方でもわかりやすく解説を進めています。一方で、ある程度 Vyattaを使いこんでいる方でもリファレンスになるようにと後半では、個々の 設定について詳しく解説していますので、入門から実用までこの一冊で十分耐 えられます。  なお、当社では、このVyattaを使ったネットワーク構築のコンサルテーショ ンや支援を行っています。  - Vyatta入門    http://gihyo.jp/book/2011/978-4-7741-4711-6  - Vyattaサポートサービス    http://www.ate-mahoroba.jp/vyatta/  - Vyatta Home Page    http://www.vyatta.com/ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ IPv6の準備はできていますか?   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  APNICのIPv4アドレスは、2011年4月15日に枯渇しました。  間もなくISPから割り当てられるIPv4アドレスも枯渇します。  準備できていますか? === IPv6 ===  IPv6移行コンサルテーション:http://www.ate-mahoroba.jp/ipv6/index.html ====================================================================== ■まほろばBlog、つれづれなるままに更新中  http://blog.ate-mahoroba.jp/ ====================================================================== ■ 無料で使える「会議・宴会出欠登録システム - ConfReg」  通常の出欠調査システムなどの場合、あらかじめ参加者がわかっていなけれ  ばいけないなど、カンファレンスの出欠調査やグループでの宴会の出欠調査  などでは不便な部分もありました。  ConfRegでは、これまで経験からこれらの不便さを改善してあります。  ご利用は無料ですので、ぜひご利用ください。  http://confreg.ate-mahoroba.jp/ ====================================================================== ■当社商品・ソリューション・その他お問い合わせ先  株式会社まほろば工房 近藤邦昭  Tel: 044-812-3288 Fax: 044-712-7090 eMail: question@ate-mahoroba.jp  Web:  http://www.ate-mahoroba.jp/contactus.html ====================================================================== ■連絡先 ご意見・ご質問・配送中止などについては下記までご連絡ください。  よろしくお願いいたします。  また、今後取り上げてほしい話題などについてもご意見をお寄せ下さい。  株式会社まほろば工房 近藤邦昭  Tel: 044-812-3288 Fax: 044-712-7090 eMail: question@ate-mahoroba.jp  Web:  http://www.ate-mahoroba.jp/ ======================================================================