IPv6移行プラン

IPv6への移行をどのように考えるか

IPv4からIPv6へ移行するということは、今まで使っていたIPv4というものとは違うプロトコルを新たに導入するということです。多く勘違いされていることに、IPv6へ移行するということはIPv4でいままで構築したネットワークを捨てることになるということがあります。これは大きな間違いです。IPv6へ移行したからと言って、必ずしも今まで利用してきたIPv4のネットワークを捨てることはなく、逆に今まで構築したIPv4ネットワークを上手に利用することで、移行コストや運用コストを最小限にとどめることができるのです。

当社では、IPv6への移行を5つのステージに分けて考えています。

IPv6移行プラン

状況把握

第一ステージの「状況把握」では、現状のネットワークを正しく把握します。ネットワークとして、アドレスがどのように使われているか、サーバーなどの配置はどうなっているか、ネットワーク全体のクリティカルポイントはどこになるのか、アプリケーションは何が使われているのか、などです。IPv6へ移行するに当たっては、ネットワークのIPアドレスの部分から、その上でどのようなアプリケーションが動いているのかなど、全般的な状況を把握しておく必要があります。


移行分析

状況が把握できたら、第二ステージの「移行分析」では、ネットワークのどの部分の移行を実施すればよいか、移行しなくて良い部分はどこなのか、どこから移行を始めればよいか、移行する場合にはネットワーク利用者にどのくらいの影響が出るのかなどについて分析していきます。

このステージが終わった段階で、移行に要するおおまかな期間、費用などが想像できるようになります。


移行計画

「移行計画」では、分析結果をもとに実際に移行する計画を立案します。機器の減価償却期間なども考慮しながら、最小限のコスト、最小限の時間、最小限の人員でいかに効率的に移行をするかを検討しながら、計画を練っていきます。


移行実施

「移行実施」では、計画に基づいて実際の移行作業を行います。移行作業はネットワークの停止なども伴う可能性がありますから、綿密な計画のもと実施する必要があります。計画段階で無理のない工程をいかに作成しておくかがポイントになります。


結果分析

「結果分析」では、移行分析や移行計画で立案し、想定した結果通りにネットワークが正常に動作しているかを検証します。


どれくらい移行に時間がかかるの?

移行に要する期間は、ネットワークの規模や移行しなくてはならない箇所がどれくらい存在するかによって大きく異なります。このため、実際にお話をお伺いしながらお客様と一緒にどれくらいの費用と時間をかけることができるかをご相談しながら進めていく必要があるのです。

当社では、お客様と一緒に移行の計画を立案してゆきます。また、移行後のネットワークがお客様で運用可能でなくてはなりませんから、移行に関して丸投げされることをあまり好みません。あくまで移行の主体はお客様であると我々は思っています。まずは、一度ご相談を頂き、状況を共有させていただき、その上でお客様に最適な移行方法をご提案したいと考えています。

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