IQ3000

「IQ3000ネットワークオペレーションシステム」は、株式会社まほろば工房と株式会社ネットワークソフトウエア研究所が共同で開発した、ネットワークに接続された機器へのオペレーションを統括的に行うための、統合オペレーションシステムです。

IQ3000は従来のネットワークトポロジーを基本にしたネットワーク管理システムから発想されたオペレーションシステムとは異なり、ネットワークに接続された多数の機器を効率よくアクセスし、情報を収集するための新感覚のネットワークオペレーションシステムです。

「IQ3000ネットワークオペレーションシステム」には、

• 『新感覚』運用
• 高拡張性
• マルチ対応

「IQ3000ネットワークオペレーションシステム」は、『プラガブル・インテリジェント・モジュール』（Plugable Intelligent Module）により様々な環境に応じた独自機能を提供することを可能にしています。

IQ3000は、運用者がネットワーク機器へ統合的にアクセスする環境を提供するだけでなく、ネットワーク機器からのメッセージや、運用者からの指令をプラガブル・インテリジェント・モジュールとよばれる機能ブロックによって、ネットワーク機器により複雑な操作を行わせることが可能であるとともに、ネットワーク機器が発する様々なメッセージを解析して運用者に提供することも可能です。

「IQ3000ネットワークオペレーションシステム」は、

• マルチベンダ
• マルチデバイス
• マルチユーザ

「ネットワーク機器ごとに、専用のモジュールを用意することで、ベンダごとの運用方式の差異を吸収します。
これにより、運用者に運用機器ごとのことなるオペレーションのスキルを要求することを最小限にとどめます。（機器専用モジュールは、順次対応予定）

従来のネットワーク運用では、個々の機器に対してシェル画面を開いたりするなどして個別にアクセスする必要がありました。統合運用環境を用いたとしても、同様です。 IQ3000では、複数の機器への同時アクセスを想定して設計されています。このため、複数の機器に同一のコマンドを投入、その結果を比較画面で結果を比較することができるなど、今まで面倒だった、機器ごとの設定差異などをいち早く発見することを支援します。これにより、トラブルシューティングなどの障害時の対応を迅速に行うことができるようになります。

機器への個別のアクセスの場合、機器へのアクセスの排他制御は機器の性能に依存しています。運用統合システムを用いた場合でも、このような排他制御を実施するものはほとんどありません。 しかし、運用現場には複数の運用者がおり、特に障害発生時などは同一の機器に複数の運用者が接続して操作することはよくあり、場合によっては不要なコマンド投入によって二次災害に発展する可能性もあります。 IQ3000では、システムを通してネットワーク全体のから個々の機器に対するアクセス排他制御を実施し、このような事態を避けることができます。