拠点間接続設定画面では、複数の拠点に設置された NetDevancerの相互接続設定に関する設定を行います。
複数のNetDevancerを拠点間接続で相互接続するには、1台のNetDevancerをサーバとして中心に設定し、このサーバに対してクライアントに設定された複数のNetDevancerを接続する、スター型の接続となります。
サーバ・クライアントの切り替えは「拠点間接続モード(
システム管理-
システム設定)」で行います。
拠点間接続設定画面で表示・設定可能な情報は、サーバ・クライアントにより異なります。
なお、NetDevancer間の接続は、基本的にIP網で通信可能であれば問題ありませんが、通信の安全上VPN網や専用線網などで、インターネットとは切り離したネットワークを用いて相互接続することを
強く推奨しています。
※MAHO-PBXシリーズをグローバルインターネットに直接接続(グローバルアドレスを本体に割り当てインターネット全てからアクセス可能にした状態)で使用した場合には、インターネット側からの不正アクセスなどで NetDevancerが乗っ取られる可能性があることをご承知おきください。
登録できるサーバ時の拠点間接続の件数は「拠点間接続収容クライアント数(
ライセンス更新)」のライセンス数によって変更することが可能です。
※FreeTrial版の場合、拠点間接続のサーバ側の設定は行えず、クライアント側のみになります
登録できる拠点番号の範囲は「PBX/拠点番号(
番号計画)」の設定で変更することが可能です。
例えば、1桁目を「4」、2桁目を「4」、継続桁を2桁とした場合(デフォルトの設定)は、『4400 』~『4499』番を登録することができます。
※ライセンス数を超えるデータはグレー表示され利用できなくなります
サーバ時の拠点間接続設定 ※FreeTrial版では利用できません
接続される全てのクライアントに対する拠点間接続の設定を行います。
拠点間接続の表示(サーバ)
現在設定されているクライアントの一覧が表示されます。
項目 | 内容 |
削除 |
削除アイコンをクリックすることで、拠点間接続設定を削除します。 |
編集 |
編集アイコンをクリックすることで、拠点間接続の編集を行います。 |
拠点番号 |
拠点間接続に使用する拠点番号を表示します。 |
IPアドレス |
接続されるクライアントのIPアドレスを表示します。 |
メモ |
メモの内容を表示します。 |
拠点間接続のグレー表示(サーバ)
ライセンス数を減少させたり、FreeTrial版に降格した場合にライセンス数を超える登録データはグレー表示になります。
グレー表示のデータは設定反映されず、ご利用いただけません。削除のみ行うことができます。
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拠点間接続の新規作成(サーバ)
新たに拠点間接続するクライアントを新規登録します。
拠点間接続の表示(サーバ)画面左上の

新規作成をクリックして、拠点間接続の新規作成を行って下さい。
項目 | 内容 |
クライアント拠点番号 |
クライアント側に設定する拠点番号を設定してください。
クライアント拠点の内線に発信する場合は「クライアント拠点番号+クライアント内線番号」をダイヤルします。
※番号の範囲は「PBX/拠点番号(番号計画)」により変更可能です。
(デフォルト設定時、[4400~4499]) |
クライアントIPアドレス |
接続するクライアントのIPアドレスを設定して下さい。
接続元のIPを限定しない場合は未設定として下さい。 |
パスワード |
拠点間接続時に認証するパスワードを設定して下さい。
サーバ、クライアントで同じパスワードを設定しておく必要があります。 |
メモ |
拠点間接続設定に対するメモを設定して下さい。 |
接続先 |
拠点間接続を行うクライアントの種別を選択します。
MAHO-PBX(PBXシリーズ)、MAHO-PBX(VSGシリーズ)の選択が可能です。 |
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拠点間接続の編集(サーバ)

編集アイコンをクリックすることで現在設定されているクライアントの拠点間接続設定を変更します。
項目 | 内容 |
クライアントIPアドレス |
接続するクライアントのIPアドレスを設定して下さい。
接続元のIPを限定しない場合は未設定として下さい。 |
パスワード |
拠点間接続時に認証するパスワードを設定して下さい。
サーバ、クライアントで同じパスワードを設定しておく必要があります。 |
メモ |
拠点間接続設定に対するメモを設定して下さい。 |
接続先 |
拠点間接続を行うクライアントの種別を選択します。
MAHO-PBX(PBXシリーズ)、MAHO-PBX(VSGシリーズ)の選択が可能です。 |
目次へ戻る
クライアント時の拠点間接続設定
接続先のサーバに対する拠点間接続の設定を行います。
拠点間接続の表示(クライアント)
接続先サーバに対する拠点間接続の設定が表示されます。
サーバに対する設定は1つしか設定できません。
項目 | 内容 |
削除 |
削除アイコンをクリックすることで、拠点間接続設定の削除を行います。 |
編集 |
編集アイコンをクリックすることで、拠点間接続の編集を行います。 |
拠点番号 |
拠点間接続に使用する拠点番号を表示します。 |
サーバ |
接続先サーバのIPアドレスを表示します。 |
メモ |
メモの内容を表示します。 |
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拠点間接続の新規作成(クライアント)
接続先サーバに対する拠点間接続設定を新規に登録します。
サーバに対する設定は1つしかできませんので、すでに設定がある場合には、新規作成はできません。
拠点間接続設定が未登録の時に
拠点間接続の表示(クライアント)画面左上に表示される

新規作成をクリックして、拠点間接続の新規作成を行って下さい。
項目 | 内容 |
拠点番号 |
クライアント自身の拠点番号を設定してください。
※番号の範囲は「PBX/拠点番号(番号計画)」により変更可能です。
(デフォルト設定時、[4400~4499]) |
接続先サーバ |
接続するサーバのIPアドレスを設定して下さい。 |
パスワード |
拠点間接続時に認証するパスワードを設定して下さい。
サーバ、クライアントで同じパスワードを設定しておく必要があります。 |
メモ |
拠点間接続設定に対するメモを設定して下さい。 |
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拠点間接続の編集(クライアント)

編集アイコンをクリックすることで接続先サーバに対する拠点間接続設定を変更します。
項目 | 内容 |
接続先サーバ |
接続するサーバのIPアドレスを設定して下さい。 |
パスワード |
拠点間接続時に認証するパスワードを設定して下さい。
サーバ、クライアントで同じパスワードを設定しておく必要があります。 |
メモ |
拠点間接続設定に対するメモを設定して下さい。 |
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拠点番号の使い方
サーバ拠点の拠点番号は「
システム管理-
システム設定」で登録した番号が拠点番号になります。
クライアント拠点の拠点番号は
拠点間接続設定で登録した番号が拠点番号になります。
用途 | 番号 |
別拠点の内線へ発信 |
「別拠点の拠点番号+別拠点の内線番号」をダイヤルします。
外線設定の着信内線番号、
内線代表設定の代表着信番号
に設定して利用することも可能です。
※サーバ拠点番号はサーバ拠点PBXの「拠点番号(システム管理-システム設定)」で設定します。
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別拠点の特番の利用 |
「別拠点の拠点番号+別拠点の特番」をダイヤルします。
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別拠点の外線を使用した発信 |
「別拠点の拠点番号+別拠点の外線プレフィックス番号+発信先番号」をダイヤルします。
※プレフィックス発信専用の外線設定として登録することでダイヤル番号を簡略化することが可能です。
外線設定で「プレフィックス発信専用にする」にチェックをして「拠点プレフィックス番号」に「別拠点の拠点番号+別拠点の外線プレフィックス番号」を設定して登録することにより「外線プレフィックス番号+発信先番号」のダイヤルで発信が可能になります。
※FreeTrial版では利用できません
|
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設定内容の反映
設定後は画面右上に表示される[設定反映]ボタンを必ずクリックして下さい。クリックするまでシステムに反映されません。
設定反映が不要な場合はボタンは出ませんのでそのままお使いいただけます。
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